FAQ

Q

シルバーはすぐに変色してしまいますか?

A
しばらく使わなかったシルバージュエリーが茶色くなっていたり、コートに付けたままのシルバーのブローチが黒っぽくなっていたり、気付いた時に色が変わっていたということがあると思います。これらは2、3日で変化したわけでは無く、初めは黄色っぽくくすんで徐々に茶色、こげ茶色にと、何日もかけてゆっくりと変化したものです。 長く空気に触れたままのシルバーの表面には、硫化膜という黒っぽい被膜ができます。これはシルバーが空気中に含まれる硫黄 (いおう) と反応するためです。このようなシルバーの変色を防ぐためには、長く放置せずに空気を遮断できる袋などに保管することが大切です。
Q

シルバージュエリーは毎日磨いていないと変色するのでしょうか?

A
シルバージュエリーの主な変色の原因は、長く空気に触れていることです。使わない時はチャック付きのポリ袋などに入れて保管されると空気に直接触れないため、長く手軽に変色を予防できます。 袋に入れていても長い月日のあいだには色が変わって来ます。そのような場合は銀磨きクロスや液体のシルバークリーナーなどをお使いになることで、また元の銀色に戻すことができます。 普段はチャック付きのポリ袋などで保管して予防を、色が変わってきたなと思ったら銀磨きクロスや液体のシルバークリーナーを使う特別なお手入れをしてください。
Q

シルバージュエリーを洗っても大丈夫?

A
肌に直接着けるシルバージュエリーは洗って保管しましょう。化粧品や整髪料、汗や皮脂の汚れなどがついたままにしておくと変色しやすくなります。食器用の中性洗剤などを泡立てて、泡で包むように洗いよくすすいでください。 チェーンは特に汚れやすいので、汚れが溜まって落ちにくくなる前に洗うようにしましょう。チェーンのすき間の汚れが落ちにくい場合は、柔らかい歯ブラシに重曹をお湯に溶かしたものを付けてやさしく落としてください。形が複雑で洗いにくいジュエリーも重曹を使うと効果的です。※重曹を扱う時はビニール手袋などをお使いください。 汚れを落とした後は重曹が残らないようよくすすいでください。 洗い終わったジュエリーは柔らかいタオルの間に挟んで水分を吸い取ります。 しばらくよく乾かしてからチャック付きのポリ袋に入れて保管してください。
Q

使うたびに洗わないとダメですか?

A
毎回洗剤を使って洗わなくて大丈夫です。 ジュエリーを服の上に着けていたりあまり汚れなかった時は、柔らかい布や鹿革(セーム)を使ってやさしく拭いてください。 ※ティッシュペーパーで拭くと表面に細かい傷を付けてしまう恐れがありますので使用を避けてください。
Q

変色してしまったシルバージュエリーを元の色に戻すには?

A
シルバーの変色はサビではなく、表面に黒っぽい被膜 (硫化膜) が出来ている状態です。被膜は磨いたり薬液に浸すことで落とすことができます。
Q

銀磨きクロスでお手入れする方法

A
表面がつるつるした形のジュエリーは、銀磨きクロスで磨くことで被膜を落とすことができます。 銀磨きクロスは使うと黒くなっていきますが、クロスを洗うと染み込んだ研磨剤が取れて効果が無くなってしまうので、そのまま洗わずにお使いください。
Q

シルバー用の液体クリーナーを使用する場合

A
磨きにくい形のジュエリーには液体クリーナーが効果的です。シルバージュエリーを浸けると数秒で黒ずみが取れますので、すぐに取り出して水で充分に洗い流してください。液体クリーナーは強い薬液なので、長く浸しすぎるとジュエリーを傷めてしまいます。必ず製品の注意書きをご確認のうえ、浸す時間を守ってお使いください。 液体クリーナーを扱う時は手肌に付かないようビニール手袋などをお使いください。
Q

シルバー用の液体クリーナーに浸けたのにあまりきれいにならなかった

A
「液体クリーナーに浸けたのに、すぐにきれいにならないので長い時間浸けてしまった」というお話を聞くことがあります。 原因として考えられるのは、 ①被膜よりも汚れが多く付着している。この場合は重曹で洗う方法をお試しください。その後また液体クリーナーに浸すと薬液が良く反応する場合があります。 ②硫化ではなく塩化している。シルバーの変色には塩化という反応があって、この場合は液体クリーナーで黒ずみを落とすことができません。塩化は主に塩素系漂白剤などが付いてしまった場合に見られ、シルバーを黒っぽく侵食して傷めてしまいます。塩素系漂白剤を使用する際はジュエリーを外すなどして充分にご注意ください。(ドライクリーニングした後の服、海水に浸けた際にも起こる場合があります。)
Q

温泉に入ったら着けていたシルバージュエリーが黒くなってしまった

A
硫黄の成分を多く含む温泉に入り、シルバージュエリーが黒くなってしまうことがよく起こります。これは温泉成分の硫黄に反応するためです。また、お湯に入れなくとも温泉の近くなどでは変色のスピードもより早いようです。 このような場合は、ジュエリーを液体クリーナーに浸けるなどの方法をお試しください。 ※温泉の泉質によってほとんど変化がない場合があります。
Q

シルバー用の液体クリーナーを持っていないのですが、他の方法はありますか?

A
ご家庭にある材料でもかなり効果がある方法です。 ①耐熱の容器(耐熱ガラス、コーヒーカップなど)の底にアルミホイルを敷きます。  ※リング1個につきハガキ大のアルミホイルで効果がありました。シワになっていても大丈夫です。 ②重曹を小さじ1杯ほど入れ、熱湯を注ぎます。 ③黒くなったシルバージュエリーを入れて数分待ちます。 ④シルバーの黒ずみが取れてきたら取り出し水洗いします。 ※黒ずみが取りきれなかったら、アルミホイルを一旦取り出し、お湯を電子レンジで温め直してもう一度試してみてください。
Q

シルバーの黒い色が好き そのまま使っても大丈夫?

A
いぶし銀の色もぜひ楽しんでお使いください。長くお使いのシルバージュエリーが黒くなっても、手でいつも触れる部分だけをピカピカに磨いて、黒と銀のコントラストを楽しむのも素敵ですね。 実はシルバーが自然に真っ黒になるまではかなり時間がかかります。洗剤の泡でなるべく擦らないように洗っていると汚れだけが取れて、そのほうが硫化の反応が早くなるように思います。(※汚れが溜まっているのと硫化で黒くなるのは違います。) また、真っ白い服にジュエリーを着ける際はご注意ください。色移りしないようにジュエリーと服が擦れあう部分(シルバーチェーン、ブローチ針など)は、クロスなどで磨いてお使いください。